MEDIA:主要メディアとの懇談会(2012)

2012/11/01

今回の主要メディアの論説委員・編集委員のみなさまとの意見交換は、「日本の機関投資家とコーポレート・ガバナンス」について、行いました。

当協会からは、宮内義彦・当協会会長(オリックス会長)、出井伸之・副会長(クオンタムリープ 代表取締役ファウンダー&CEO)が出席しました。

当日の話題
○ 日本企業の経営効率が低い原因は、コーポレート・ガバナンスの欠如にあるのではないか。コーポレート・ガバナンスとは、執行部に関するチェックを行うことだが、これが全く効いていない。執行部の採点を行うには、当然外部者が最適であり、独立取締役はコーポレート・ガバナンスの重要な担い手になる。

○ 産業自体が大きく変化したなかで、コーポレート・ガバナンスも変革が必要だろう。欧米型コーポレート・ガバナンスは産業革命型産業(例:製造業)に合わせたもので、その後出てきた金融・エネルギー・ITなどの産業には当てはまらない。このような業種では、コストと利益の時間軸が異なり、判断に経営者の恣意も入りやすいので、新しい物差しやルールが必要。

○ 本来、独立取締役の背後にいて、プレッシャーをかけるべき、投資家自身が利益を追求していないので、投資先にも何も求めない環境がある。お金を預けている一般の人たちが声を上げ、投資家自身のガバナンスを高めなくてはいけない。政府系と保険会社が日本企業の大口投資家であり、この人たちに、国家全体の富を形成するために、もっと資金を有効活用し、利益を上げて、国民に還元するというマインドを作らないといけない。

○ 海外投資家は、日本にはコーポレート・ガバナンスがないという前提で投資をしているようだが、ISSは独立取締役のいない会社には反対票を投じる推奨を始めるようだ。

○ 変化の時代に、経営力の重要性は高い。もっと力を発揮すべきである。今の成功に安住せず、常に次のビジネスを志向するよう促すのが、取締役会の役目である。

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