120130_01sponsor_thum.jpg

意見書:企業経営者と投資家との対話から~日本経済と資本市場の活性化に向けて(2012)

2012/01/30

 投資家との対話委員会(委員長 高須武男 )は、各企業のIR活動とは一線を画したマクロ的見地から、経営者と投資家の対話を行い、2012年震災復興における日本経済と、資本市場の活性化についての意見をまとめました。


 投資家側からは、過去20年間の日本市場の低迷を指摘し、これから予想される事態に対し、これからの日本企業は高い技術力や収益力を持った集団への変革が必要であり、ROEやコーポレート・ガバナンスなど世界基準を意識すべきであるという意見がありました。
 これに対して経営者側からは、投資家との間には、収益的には長期的視点と短期的視点の違いや、経営指標・コーポレート・ガバナンスに関しては、実質主義と形式主義の考え方に隔たりがある、との意見が出ました。

 1年間の対話を通じ、当委員会は、オリンパスや大王製紙により失った世界の投資家からの信頼を取り戻すためにも、経営指標は絶対水準ではなく業界水準、トレンドを重視すべきであり、指標も財務テクニックに左右されやすいROEよりは、ROS(一株当たり利益)のようなものが望ましいこと、また市場からの強いプレッシャーにより、日本の企業経営が、ROSやコーポレート・ガバナンス(独立取締役の導入)、ダイバーシティ(外国人の取締役)への意識を高めていくことが必須と考えます。
そのためには、経営者がリターンを最大化するよう、挑戦し続ける仕組みが必要であり、一定の基準を満たせない企業は、市場からの退出も考えるべきと思います。    

 当委員会では、この意見を元に、投資家や市場関係者と、意見交換や対話を行いたいと考えています。引き続き、日本経済・資本市場の成長に向けて、経営者・投資家との対話の機会を作っていく予定です。

120130_01sponsor.jpg