元気な日本経済のために(連載終了)

世界的な景気の低迷の中、デフレの長期化・人口問題などの構造的問題に加え、円高・震災などで元気のないわが国でも頑張っている企業と、経営者の努力・奮闘について紹介します

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コラム:「攻め」の視点でビジネスチャンスを

2014/07/16

オムロン株式会社 取締役会長 立石文雄

 世界最大のスポーツイベントの一つであるFIFAワールドカップ・ブラジル大会が先月6月13日からの一ヶ月間の熱戦に幕を閉じた。日本は残念ながら予選敗退してしまったが、今回の各国チームの熱戦をテレビで視聴していてサッカーの面白さを再認識させられた。それと同時に、前回2010年ワールドカップ終了後の4年間に及ぶ各国ナショナルチームの編成と運営が、企業の"経営"そのものに相通じるものがあると感じた次第であり、私としてとても勉強になった。

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コラム:ビジネス・アーカイブスの充実に向けて

2014/05/15

国立公文書館長 加藤丈夫

 これまでに私たちは、会社の記録がしっかり管理されていないために、根拠のない風評に対して具体的な証拠をもとにした反論ができず、経営が危機に瀕した例をいくつも見てきた。また近年は会社の姿勢として、情報の積極的な公開、すなわち経営の透明性を高めることが、株主をはじめステークホルダーの会社に対するプラス評価につながることも分かってきた。こうした経験から、経営の活動を記録してそれを資料として保存し、必要に応じて閲覧できるようにするという、"ビジネス・アーカイブス"の取り組みが重視されるようになっている。

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コラム:日本のものづくりの未来

2014/03/18

ダイキン工業株式会社 取締役会長兼CEO 井上礼之

現下の世界経済は、すさまじい勢いで変化しており、とりわけ市場のグローバル化はますます加速している。企業は、先進国・新興国の多様な競争相手とのメガ・コンペティションに勝ち残っていかなければならない。

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コラム:バイオの未来

2013/11/12

長瀬産業株式会社 代表取締役社長 長瀬洋

 2020年の東京オリンピック開催、一連のアベノミクスと呼ばれる経済対策など、日本人の気持ちが上向きに変わってきたように思います。失われた20年とも呼ばれますが、いわゆるバブル経済、その後のインターネットバブル、サブプライムローンといった景気変動に対処し、阪神淡路・東日本という二つの大地震からの復興を成し遂げつつ、その間、技術力や製造能力をしっかり磨き、内部留保を大きくしている企業が多いということは、強い日本は健在であり、この先の闘いのために体力を蓄えていた期間とも言えるのではないでしょうか。

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コラム:きものの価値を見直す

2013/09/09

株式会社さが美 代表取締役社長 平松達夫

 日本取締役協会からのコラム「元気な日本経済のために」への寄稿の依頼を引き受けたことを後悔しながら、この原稿を書いているのは締め切りも迫った8月15日です。さらに「きものの価値を見直す」といういささか大上段に振りかぶったタイトルにも、他に見当たらなかったとはいえいささか恐縮しながら書き始めています。

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コラム:イノベーションと損害保険

2013/07/16

AIGジャパン・ホールディングス株式会社 専務執行役員兼チーフインテグレーションオフィサー 首藤透

 「元気な日本経済のために」というテーマをいただき、何を書こうかと考えているうちに日本が元気になってきた。不思議なものである。これは言うまでもなく「大胆な金融政策」「機動的な財政政策」「構造改革による成長戦略」のいわゆる3本の矢によるアベノミクスの効果によるものであろう。

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コラム:スポーツ・ツーリズムの魅力

2013/05/15

株式会社ゴルフダイジェスト・オンライン 代表取締役社長 石坂信也

 カナダのパウダースノーを求めて、20代の仲間同士で冬休みにスキー旅行。長男が憧れるメジャーリーグ・ベースボールを生で観戦するため親子でアメリカ西海岸への夏休み旅行。トライアスロンのアイアンマンレース参戦の為にオーストラリアに遠征。リタイアした夫婦で憧れのリンクスゴルフの為にスコットランド旅行。これらはいずれも最近では決して珍しい例ではないと思う。どれもスポーツを一つの目的にした旅行(ツーリズム)でもある。

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コラム:日本は本当に先進国か?

2013/03/07

株式会社杉孝 代表取締役社長 杉山信夫

 "安全と水はタダではない" 40年程以前に話題になった言葉だ。日本人の平和ボケに警鐘を鳴らしたのだ。日本人の常識は世界の常識からかけ離れていることも、鋭く突いたと、私は納得した。以来、今日まで、この言葉は私の頭の片隅から離れない。なぜなら、小社の事業は建設現場の職人の安全(命)を守る仮設足場機材を開発、レンタルしているからだ。

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コラム:若者に働く機会を

2013/01/08

株式会社メイテック 代表取締役社長 西本甲介

 就職活動を「シューカツ」と略すことばが流行る一方で、大卒者の就職難が続いている。少子化の一方で大学進学率の上昇によって、大卒者数が大きく増大していること、企業側が新卒採用数を抑制していること、求職者と求人側のミスマッチが起きていること等、諸要因は多々あるが、大学を出て、さあ仕事を始めようという若者たちに、その機会を十分に提供できない世の中であっていいとは到底思えない。

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コラム:賢者と語る『生きる。』

2012/10/23

JBCCホールディングス株式会社
最高顧問 石黒和義

 足かけ7年かけて、25人の賢者と対談した。日夜、ビジネスの最前線で活躍をしておられる経営者の方々に、ときには、思い切って時空間を広げて考えるヒントになればと思ってはじめた。対談の相手は、3000万本の木を植えた植物生態学者の宮脇昭さん、博覧強記の荒俣宏さん、プロゴルファーの岡本綾子さんからはじまって、宇宙物理学者の佐藤勝彦さん、衣装デザイナーのワダエミさん、ロンドン五輪日本選手団総監督の塚原光男さん等など。宇宙・自然・文化・遺伝子のことから死生観に至るまで、思いもよらない広がりとなった。古今東西、究極の好奇心は「生と死」にたどりつくと言われているが、この対談が真剣に取り組んだ証であると思っている。

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コラム:Topの役割について

2012/08/23

三井金属鉱業株式会社 相談役 宮村眞平

 私は昨年の株主総会で取締役を退任、常勤相談役となった。この間のTopとしての評価はいろいろあると思うが、私自身がTopとしての役割について感じたことを率直に書き皆さんのご批判を仰ぎたい。

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コラム:いつの日か「闘う女」を返上して...。

2012/07/09

ダイヤル・サービス株式会社 代表取締役社長・CEO 今野由梨

 闘う経営者などという可愛気のない呼ばれ方をしたいとは思わない。第一、闘うつもりで起業したわけではない。大学卒業後雌伏10年、やっとの想いで会社を創ってみたら、闘わざるを得ない状況が大口を開けて待ち受けていたのだ。

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コラム:122年目の飛躍に向け熱意に満ちた現場力の再構築

2012/06/06

株式会社帝国ホテル 代表取締役社長 小林哲也

 昨年の3月11日、午後2時46分、その瞬間は、帝国ホテルの宴会場「孔雀の間」で弊社の開業120周年のパーティが終了した直後であった。パーティ成功の余韻にひたる間もなく、ホテルスタッフはそれぞれの持ち場で災害に対応し、迅速に行動を開始した。

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コラム:ホスピタリティこそ復興の力

2012/04/06

株式会社オリエンタルランド 代表取締役会長(兼)CEO 加賀見俊夫

 東日本大震災という国家としての未曾有の危機を経験した我が国は、政治、経済、エネルギー問題などさまざまな分野で、いまだ混迷がありながらも復興、再生の道を少しずつ歩んでいる。当社が運営する東京ディズニーリゾートも2011年3月11日以降、事業開始以来最大の経営危機に陥ることになったが、ゲスト(お客様)をはじめたくさんの皆様のご支援のおかげで、現在では多くの笑顔で満ち溢れるまで回復している。経営者としてはひとまず胸をなでおろしているというのが正直な気持ちであるが、一方で東北地区をはじめ関東周辺の一部の観光地で、いまだに震災等の影響から抜け出せないという話を聞くことも多く、一日も早く日本の観光事業が元気になってくれることを望んでいる。

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コラム:関西に未来エネルギー技術の国際研究開発拠点を

2012/03/08

シャープ株式会社 代表取締役会長 町田勝彦

 歴史的な円高、少子化・人口減少による国内市場の縮小、他国と比べ高過ぎる法人税率等々「六重苦」あるいは「八重苦」といわれるこの国で製造業の苦境が指摘されて久しい。

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コラム:政府・企業・NPOの連携で新たな地平を

2012/01/31

株式会社損害保険ジャパン 取締役会長 佐藤正敏

 昨年は、東日本大震災をはじめ台風12,15号そしてタイの洪水被害と、自然災害が頻発した年で、さらに欧州の財政金融危機も加わり、保険業界にとっては激動の年だった。

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コラム:心に贅沢を

2011/12/22

株式会社一休 代表取締役社長 森正文

 本年3月に起こった東日本大震災からの復興に向けて、日本全体が一丸となってがんばろう、というスローガンのもと取り組んでいるが、ギリシャを発端とするヨーロッパの財政問題が引き起こしている世界的な金融不安、戦後至上最高値を更新した円高と、その復興への意気込みに水をさしてしまう気分になるような暗いニュースが続いている。なかなか明るい話題がない中で、日々一緒に過ごす家族や友人たちとの些細な日常の挨拶や会話、のんびりとした休日の食卓のひと時に改めて幸せを感じる人が多いのではないか。未曾有の大震災を目の前にすると、普段見過ごしてしまう日常のことがどれほど大切か、私自身も改めて気づかされた。